シンポジウム 2 講演 1

光超音波イメージングによる表在リンパ管の観察

梶田 大樹1,鈴木 悠史1,渡部 紫秀1,岡部 圭介1,佐久間 恒2,大滝 真梨香1,今西 宣晶3,陣崎 雅弘4,相磯 貞和3,5,貴志 和生1

1 慶應義塾大学医学部 形成外科
2 東京歯科大市川総合病院 形成外科
3 慶應義塾大学医学部 解剖学教室
4 慶應義塾大学医学部 放射線科学教室(診断)
5 株式会社Luxonus

[抄録]
光超音波イメージングとは,光を照射された物体から発生した超音波(光音響信号)を検出し,非侵襲的に対象を画像化する技術である.血液中のヘモグロビンから信号を得ることで,微細な血管の画像を得ることができる.慶應義塾大学では,ヒト生体のリンパ管内に色素を入れることで,表在のリンパ管を0.2mmの解像度で3次元的に描出することに成功した.本演題では,リンパ浮腫患者を対象とした臨床研究で得られた興味深い所見について紹介する.

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