特別企画 1 講演 3

Gravity MRIによる多姿勢イメージング

宮地 利明(金沢大学 医薬保健研究域)

[抄録]
人間は地球上で生きる限り,必然的に重力の影響を受ける.重力が臓器や組織に及ぼす生理的な作用や形態の変化は,立位や臥位などの体位によって異なる.そこで我々は,様々な姿勢で磁気共鳴画像(MRI)が得られる装置(Gravity MRI)を開発した.そして体位による機能・形態の違いをGravity MRIによって測定し,生体局所の重力代償能や環境恒常性を評価するプロジェクトを立ち上げた.ここでは中枢神経系を始め,内臓や骨軟部などにおける本プロジェクトの成果を紹介させて頂く.

特別企画一覧へ戻る